まえだゆうきの絵本の描き方・作り方②
「日記絵本の作り方」ワークショップ編
もくじ
動画はこちら
こんにちは!まえだゆうきです^^
今日もよろしくお願いします
夏真っ盛りですね!
みなさま、お出かけとかしていますか?
私は、絵描いたり、絵本考えたり、そればかり…
海に行ったり、山へ行ったりが懐かしい
今日この頃でもあります(^^;
何はともあれ、そんな夏の「思い出」や「楽しかった出来事」を
今回「まるごと絵本にしてしまおう!」と思います
名付けて「日記絵本の作り方」
始めていきましょう!
今回使うもの
①画用紙
(今回は直接画用紙に書き込みます)
②筆記用具
③色ぬりの道具
(動画ではクーピー使っています)
準備ができたら、早速始めてみましょう!
絵本づくりスタート!
①題材になる思い出を決める
早速はじめていきましょう、日記絵本!
せっかく絵本にするぐらいですから、楽しかった思い出がいいですよね^^
どんな思い出があるでしょうか?
海に行ったり、山に行ったり、おじいちゃんおばあちゃんの家に行ったり、
芋掘り遠足に運動会。
子どもと一緒に作る場合は、楽しかったイベントの後に
「ねぇねぇ、今日とっても楽しかったね。
せっかくだから、今日の思い出を絵本にしてみようか?」
など、誘ってもいいかもしれませんね^^
さて、私の場合ですが。
流石に、芋掘り遠足の思い出はもう覚えていないので。
最近「夜行バスに乗って大阪に行った時の思い出」を、例につくってみたいと思います。
皆さんは、思い出決まりましたか??
準備ができたら、次のステップです!
②思い出の1日を箇条書きに
書き出してみる。
例えば、私が夜行バスに乗った時の話だったら
①東京駅からバスに乗りました
②夜、サービスエリアでトイレ休憩に行きました
③大阪に着きました
④道に迷いました
こんな感じで、一日の出来事を箇条書きにしてみましょう。
もしこれが、芋掘り遠足だった場合は
①朝、みんなで待ち合わせをしました
②バスに乗って出かけました
③畑に着きました
④準備体操しました
⑤いもを掘りました
こんな感じですね^^
なぜ、箇条書きにするかというと
これが絵本の各ページになるんですね^^
私の思い出の場合だったら、1ページ目が東京駅のシーン。
2ページ目がサービスエリアのシーン。
3ページ目が大阪についたシーン。
という風になります。
さて、1日の流れがかけたら、次のステップです!
③箇条書きの下に、細かく思ったことや、感じたことを書きだす。
思ったことや感じたことを書く。
具体的にはですね
①の「東京駅からバスにのった」というシーンだったら…
道に迷ったなぁ…とか
人がたくさんいたなぁ…とか
色々なバスが停まっていたなぁ…とかですね
②の「サービスエリアに着いた」シーンだったら…
座席に座ってたら腰が痛くなったなぁ…とか
あんまり眠れなかったなぁ…とか
色々と、思い出しながら書き込んでいってください。
なんで、細かく描き込むかというと
これがページにつく「文章」になるからですね
なので、色々と思い出しながら思いつくままに書き込んでいきましょう!
ここまできたら、だんだんと絵本の準備が整ってきました!
「ポイント」
楽しかったことだけじゃなくて、ちょっとしたハプニングだったり、困ったことなども入れていくと、絵本の起伏がついて面白くなると思います^^
「ポイント2」
お子さんと一緒に取り組む場合は、思い出を一人で書いたりすることは難しいと思いますので、一緒に会話をしながら記憶を引き出していってあげると、スムーズに進むと思います。
「芋掘り遠足、どうだった?」「なにが一番楽しかった?」などなど…
④いよいよ絵を描いていきます!
さぁ!いよいよお絵かきです^^
はじめからあんまり長い絵本を作ろうとすると、疲れてしまうので
最初は(特に子どもの方は)6ページとか8ページとか
少ないページから始めてみると良いと思います^^
お絵かきの作業ですが、イメージとしては
「絵日記」だと思ってください
楽しかったことを思い出しながら、どんどんどんどん
描いていきましょう。
私の描いた絵⭐
絵がかけたらさいご!!
文章を書き込んでいきます!
⑤文章を書いていく
さて、いよいよ絵本の文章かきです。
文章はさっき書いてもらった
「思ったこと」を書けばいいのですが
「一つポイントがあります。」
この絵本づくりの最大のポイントです!
「それは文章を三人称で書くこと」
三人称、わかりますか?
「わたし」とか「僕」は一人称
「あなた」が二人称
「彼」「彼女」「それ」「店長」「大統領」
とかが三人称ですね!
文章を三人称にするだけで
「絵日記がものすごく絵本っぽく」なるんです!
ちょっとどれくらい絵本ぽくなるか比べてみましょう!!
【一人称の場合】
いかがでしょうか?
ちょっと日記っぽい感じがしますよね
【三人称の場合】
いかがでしょうか?
「わたし」ではなくて「ゆうくん」とか「えりかちゃん」という風に主語を変えると、絵本の登場人物っぽい感じになって、絵本らしくなると思います。
「ポイント」
三人称という概念は、子どもには難しいと思うので、先生や保護者の方は一緒に、文章作りを手伝ってあげるといいと思います^^
日記絵本できあがり!
日記絵本
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます!
それでは早速、出来上がった絵本をみていきましょう^^!
ゆうくん夜行バスにのる
絵本作家のゆうくんは、夜行バスに乗るために東京駅にやってきました。
おやおや、たくさんのバスが止まっています。
どれがゆうくんの乗るバスか、わかるかな?
ゆうくんはちょっぴり、心配そうです。
さぁ、バスは出発しました。
東京駅を夜遅く出て、次の日の朝、大阪に着くのです。
真夜中、バスはサービスエリアに到着しました。
トイレに行きたい人のための休憩時間です。
みんな、顔を洗ったり、歯を磨いたり。
あくびをしながら出ていきます。
次の日の朝、バスは大阪の梅田駅に到着しました。
一晩中座席に座っていたので、うーんと伸びをしています。
さて、全く道のわからないゆうくん。
ひとまずは、他の人のあとについて歩くことにしました。
一体、これで目的地につけるのでしょうか?
おやおや、何をするかと思ったら。ゆうくん、イオンの本屋さんで小説を買って、読書をはじめましたよ。
わざわざ大阪まで来てすることでもないでしょうに。
でも、旅行なんて、だいたいそんなものかもしれませんね。
そうしてゆうくんは、みんなの前で絵本を読みました。
ちゃんと間に合ってよかったねぇ。
なんだか声が震えています。
ちょっと緊張しているのかな?
おや、お友だちが出来たみたいです。名前は大橋くん。
大橋くんは、大阪のことを全く知らないゆうくんに、イカ焼きが食べられる場所を教えてくれました。
梅田駅の地下街も案内してくれました。
ゆうくんが大橋くんにカレーライスをおごると、大橋くんはお返しにコーヒーセットをおごってくれました。
素敵な友だちができてよかったねぇ。
帰りは、また夜行バスに乗って帰ります。
梅田駅のバスターミナルから出発です。
ゆうくん、思い残すことはもうないかな??
あっ!しまった!
みんなにお土産買って帰るの忘れてた!
まぁいいか。
あとでトイレ休憩の時に、サービスエリアで買えば
きっとバレないはず。
ふふふふふ
それにしても楽しかったなぁ、大阪。
またいきたいなぁ。
ですって
おしまい
ありがとうございます^^
まとめ
ありがとうございました!
以上が日記絵本の作り方になります^^
①絵本の題材になる思い出を決める
②思い出を箇条書きにする(絵本のページになる)
③感じたことや出来事などを詳しく書き出す(文章になる)
④絵を描く
⑤文章を書き込む
⑥完成!
ぜひ、皆さんも素敵な思い出を絵本にしてみてください!
ありがとうございました!
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Writing by 絵本作家「まえだゆうき」
代表作「くもおとこ」「エスカレーター」など
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See you—–!!