言葉にならないものに会いにいく

最近はね、よく人に会いにいくようにしているんだ。

 

絵本作家の人とか、自然農をしている農家さんだとか。

電車に乗って会いに行って、
ご挨拶して、

お話を聞いたり、
一緒にお茶を飲んだり。

今思っている事だとか、これからの事とか聞いてみたり。

そういう事をしているんだ。

便利な世の中になってさ、

わざわざ顔を付き合わせなくたって、メールして、zoomして、Googleドライブにデータをアップロードして。

それで事足りるっちゃ、事足りる時代なんだろうけど。

きっとそれじゃ拾いきれない
言葉にならないもの

そんなものがある気がして

てくてくてくと歩いて、
人に会いに行っているのです。

言葉っていうものは便利なものでさ。

人と仲良くなったり、
自分の考えを伝えたり、

上手に使えば、生きていく事がぐんと楽になるものなのだろうけれども。

なんでも言葉にしすぎて、
大切な事を忘れてしまう場合も実はあって。

 

例えば、

「若い頃は良かった」

っていう、お決まりのフレーズ

 

口にするのは簡単だけども、その後ろには

小さい頃過ごしていた家の記憶だとか、学校での出来事とか、
初恋とか、部活動だとか、
色とか、音とか、匂いとか

色々なものが溢れているわけで。

 

それと同じ理由で

 

世の中はどうすれば良くなるのか
とか

好きな事を続けるのにはどうすればいいのか
とか

しんどい時をどうやって乗り越えたのか
とか

 

 

言葉にすると、ありきたりなフレーズかもしれないけれども。

実際に顔と顔を合わせてさ、

言葉にならない行間に想いを馳せて、
データにしてアップロードできない記憶を肌で感じて

 

心の奥にずしんと残る、お土産もらって
絵本を描く為に

今日も人に会いにいくのです

絵本を描く
絵本作家になる

 

という言葉を口にして、4年が過ぎました

一本一本線を引き
一つ一つ、お話を作り

言葉にならないものを沢山背負い込んで

ようやく最近、
違った景色が見えてくるようになったかな^^

 

そんな私の元気な姿、ぜひ対談動画で見てもらえると嬉しいです。

改めまして、これからもよろしくね^^

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『絵本作家対談、ゆーちみえこさん(前編)』

絵本作家対談 #3『ゆーちみえこ』1/2, ゆーちさんの仕事術編

『絵本作家対談、ゆーちみえこさん(後編)』

絵本作家対談 #4『ゆーちみえこ』2/2, 絵を描き続けるということ編

200冊以上の絵本や挿絵を手掛けられている、ゆーちさんが、絵本の描き方や、好きな事を続ける秘訣など。

とっても素敵な話を聞かせてくれました^^

ぜひぜひ、お楽しみください!

2020年もあと少し
最後まで頑張らねばね!!